2008-05-03

私が笑っても

貴方は笑ってはいけない

逃げる逃げないは問題じゃない

自分次第で外せる足枷

貴方はいつでも逃げ出せる


私が笑ったら

貴方は泣くくらいで丁度良い

笑えるのは私だけ

逃げられないってそういうこと





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鳴らしておいてやめてくれとは

君は困惑しつつ窓を閉じる


世界は無音な方が、実は綺麗だ

そう思わないか?


君は信じない

困惑気味に窓を閉じた


君は信じない


世界が無音な方が、実は綺麗な音がする

そうは思わないか?





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2008-01-29

壊れた君と、甘く傲慢な僕の夢

君の奥に巣食っている重く鈍い痛みは
僕には決して知ることのないものだから
君が今も思い出しては怯えるあの夜にさえ
僕は何も知らずにただ笑っていられた

「君を必ず救ってあげる」などと言う奴らは
ほんの一瞬気に止めてまたすぐに忘れるから
君を慰める振りをする無数の声に
交わるのが怖くて 黙って耳を塞いだ

僕が両手を差し伸べ
君は再び微笑む
そんな甘やかな夢に微睡むけれど
朝には全て忘れてしまうだろう

世界がもし時計仕掛けの玩具みたいに
誰もが同じ時刻に泣き怒り笑いするのなら
「思いやり」
などという概念は消滅してしまうくらい
思いやりで埋め尽くされた世界になるだろう

僕の呟く言葉で
世界が正しく廻り出す
そんな思い上がりを嘲るように
時計仕掛けのベルが覚ましてしまう

君は再び微笑み
世界が正しく廻り出す
そんな幼い夢を願ってみても
朝には全て嘘になるから
どうかこの僕を信じたりしないで

君の奥に巣食ってる重く鈍い痛みを
僕が知ることは多分この先もないから
君があの夜を思い出して今も怯えていたとしても
僕はそれを知らないまま笑ってるだろう





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球体のある風景

何にもない所で 何かするでもなくて
そこに並ぶ風景を ただ視界に入れてる
何でもない場所で 何となく一人ぼっちで
初めての街並も 懐かしさ覚える

道に迷っている時は 「生きてる」 そう感じる
慣れすぎた道へ戻れば また埋もれていく

北も西もわからずに ただ前へ歩いていく
時が咎めることもない 乾いた自由だ


各駅停車の波に 揺り起こされて
窓に自分が映る 昨日の横顔が映る

自分を探す為だとか 立派な理由じゃなく
打ち寄せる心細さも 時には必要だ


愚かに見える回り道も 一つの歩き方
明日の居場所は見えなくても いつか辿り着く

道なき道も歩いていけば やがては海に出る
海を渡ればまたここへ 全ては繋がってる


歩く 孤独 共に 歩く
球体の見える場所まで

放つ 呼吸 何処に 届く
球体と廻る僕が





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シャーベット

顔を見れば 悪口
手を握れば 冗談になる
掴めないなら捨ててしまえ でも
まだ遊んでいた

君と僕は 友達
敢えて言えば それだけのこと
口にすれば消えてしまうから
ただ笑っていた

曖昧な温度は長くは続かないから
オレンジのシャーベットみたいで 綺麗

流れていけば それきり
固く誓えば わずらわしい
いつか融けるなら食べてしまえ でも
ただ見蕩れていた

曖昧な温度はまだ居心地が良いから
気づかない振りで今日もまた会おう

触れ合うには 幼く
じゃれ合うだけなら もどかしい
いつか消えるなら告げてしまえ でも
まだ遊んでいたいな





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ミルク

今日はよく晴れた日なのに
君は鳴いているのなら あげよう
今日限りの優しさを

さっきたまたまミルクを手に入れて
君がそれを欲するなら あげよう
その場限りの慰めを

腕輪に誓えるだけの強い意志など持てず
綺麗な羽根で飾るほどの慈悲深さもなく

施したことを忘れてしまうくらい
ささやかな恵みを置いていこう
白いお皿に数滴のミルクを
今日限りの優しさを





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2008-01-25

ギンセカイ

音はない方がいい。

色も少ない方がいい。

嘘は埋もれていた方がいい。

ただ目は開けたまま、見るともなく眺める。

サボテンの白い棘の辺り、

その棘を背負った兎の背中、

兎の目を覆う白い包帯、

包帯の隙間から洩れる虚栄と拒絶の意思表示。

嘘は埋もれていた方がいい。

「綺麗だよ」と言葉をかけると、

兎はふふ、と笑うのです。





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2007-10-09

ジェネリック

いつも飲む薬と、今日渡された薬と、

傍から見れば大差ないのに。

渡された薬で吐き気がするなんて、

周りの誰も知ったことではないけど。

違いないなら、一思いに、

飲み下せばいいのに。飲み下せば、

本当に、この身体は治るのか。

副作用も治まるのか。

そんなことが望めるのか。

私は行きたい所に行けるのか。

そんなことを望むことが間違っているのか。

本当に効能は正しいの?誤診ではないの?

本当に成分は同じなの?私は助かるの?

この薬を飲み下しても、誰も気にも留めないし、

私の吐き気は止まらないし、何の解決にもならないけど、

これで楽になれるなら、いつか楽になれるなら、

本当に楽になれるの?疑心暗鬼が止まらない。

けど理由は解ってる。「病は―――」





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2007-10-08

『Daydream Believer』公開

MOMAchromeの新曲が公開されました。

タイトル:『Daydream Believer』

「その場凌ぎで道を選び取れば 
 いつの間に掏り変えていた行き先」

“男ボーカルの4人編成バンド”のイメージで作った曲。
甘さ控えめ。秋の夜長にどうぞ。

↓muzieにてお聴き戴けます。

http://www.muzie.co.jp/cgi-bin/artist.cgi?id=a041777





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2007-10-03

群れ鴉

「人の命は何よりも尊いものなのだよ」

「人の命なんて大したものではないのだよ」


何処に基準を置くのか 何を正しいとするのか

そもそも「正しさ」という概念が意味を持つのか

何を優しいと思うか

君の言う「優しさ」と僕のそれはどう違うのか

その場所を通過する頃 手にしていた本の中では

鴉の黒い羽が飛び散っていた

75分後のその場所には

違うものが飛び散っていた


今日も連鎖反応





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