軟体動物
ふなふなと、クラゲのように生きてやるの。
1mmの隙間を縫って、歪ませながら泳いでいくの。
頭蓋骨みたいな素敵な君に、張り合う気力も起きないの。
髑髏の指環が大好きなのに、だからちっとも似合わないの。
風が吹くなら後ろ向きに歩いて、嘲る鳥とは一緒に笑って、
疲れないけど楽しくもないし、千切れないからまた捻じ曲げる。
そして耳元にはふなふなと、海月のピアスが揺れてるの。
ふなふなと、クラゲのように生きてやるの。
1mmの隙間を縫って、歪ませながら泳いでいくの。
頭蓋骨みたいな素敵な君に、張り合う気力も起きないの。
髑髏の指環が大好きなのに、だからちっとも似合わないの。
風が吹くなら後ろ向きに歩いて、嘲る鳥とは一緒に笑って、
疲れないけど楽しくもないし、千切れないからまた捻じ曲げる。
そして耳元にはふなふなと、海月のピアスが揺れてるの。
蓮の葉の理論で、
いつの間にか追い詰められていた。
どうすれば良かったのだろう?
何が出来たというのだろう?
だけどそれも全て言い訳だろう。
もう明日が無いと知ったとき、
頭の中でぱきりと、小枝の折れるような音がした。
その音だけが、予測不能だった。
繊維に添って引き裂き、
繊維に逆らって切り刻む。
ここにある情報の、一体幾つが今も生きているのだろう。
回顧に酔って引き裂き、
後悔に抗って切り刻む。
ここにある想いの、一体どれほどをまだ残しているだろう。
だけど死んでしまえば、もう隠すこともない。
曝け出したっていい。今だから言うね。
実は、
「別にこのままご機嫌でいてやってもいいよ」
偉そうな口叩いてみるけど、
本当はその方が楽だからかもしれない。
考えることを放棄してしまっているのかもしれない。
そうこうしている間にもまた眠りは襲ってきて、
猜疑心やら懐疑心やら焦燥感やらもろもろの澱を、
なあなあにして朝には流し去る。それでまた騙される。
眠りなんていらない。眠りなんて堕落だ。
せめてイルカになれたらいいのに。
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